【研究職の仕事】そもそも研究開発って何するの?

研究の仕事

こんにちは

育児と仕事の両立に奮闘中のラボパパです。

この記事を書いた人(プロフィールはこちら
✔ 3人家族の一家の主 20代 関東在住
✔ 激務で知られる化学メーカーに就職
✔ ノルマを達成しつつ、月残業70時間を月残業30時間まで激減させた

 

そもそも研究開発ってどんな仕事するの?

という方もいるのではないでしょうか?

 

この記事では、化学メーカーで研究開発職 5年目のラボパパの仕事事情について紹介したいと思います。

  • 研究開発ってどんな仕事なんだろう?
  • 就職活動で申し込むか迷っている・・・
  • 転職を考えている

という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

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どんな仕事があるのか?

そもそも研究開発といっても、大きく3つに分類されます。

  • 基礎研究
  • 応用研究
  • 商品開発

これら3つは、同じ研究開発の仕事でも、内容が大きく異なります。

<基礎研究>

基礎研究は、その名も通り、基礎的・基盤的な研究です。

「それがわかって、何ができるの!?」と疑問に思うような発明は、概ねこれに該当します。

『大学の研究が基礎研究』と言い換えると、イメージできる方もいるかと思います。

 

基礎研究は、新たな法則・定理などの発見を目的にして行われるため、事業化・商品化はかなり遠いです。

そのため、私の勤める化学メーカーでは、基礎研究に従事するケースは極めて稀です。

ほとんどの場合、「関連する大学と共同研究」または「思いついたアイディアを実験する」という形で行う研究です。

<応用研究>

応用研究とは、基礎研究で見出した現象が、商品として形になりそうか判断するための研究です。

基盤研究の成果を応用し、2~5年と中長期的な目線で取り組むのが一般的です。

 

加えて、応用研究では、単に技術的に可能かどうか判断するだけでなく、

「ニーズがあるかどうかの市場調査」「類似製品とのコスト比較」も行います。

 

そのため、基礎研究に比べると、

営業やマーケティングといった研究開発以外の部署の人と仕事をする機会が増え、

コミュニケーション能力が要求されます。

<商品開発>

商品開発とは、商品の形に仕上げる研究です。

 

応用研究で交えた営業・マーケティングだけでなく、

生産技術・設計・調達と、さらに多くの部署との連携を必要とします。

 

加えて、商品開発段階になると、

実験もビーカーを用いるような小さな試験ではなく、実機相当の大規模な試験が中心になります。

 

そのため、薬品調合のポンプを止め忘れた!なんて起これば、

実験エリアが薬品で水浸しになってしまします。。。

 

そんな商品開発者の業務は、

「商品化に向けた他部署との調整」「ミスが起きないように慎重で確実な試験」となります。

若手とベテランの違い

研究部門に配属される若手は、大学院または博士課程修了者がほとんどです。

(もちろん中には、高専卒や大卒で配属されるケースはありますが・・・)

 

そのため、

研究開発の配属者は、実験経験が豊富のため、実験業務は即戦力です。

 

一方、他部署との連携方法については、配属されてから学びます。

具体的には、配属1~2年はベテラン社員と組んで、実験を中心に業務を行い、徐々に社内調整や打ち合わせに慣れていきます。

 

配属1〜2年目の私の場合は、業務の9割が実験・データ整理でした。

その後、ベテラン社員と組んで、徐々に打ち合わせに出席するようになり、他部署との調整方法を学んでいきました。

5年目の現在は、このようになってます。

  • 実験計画・実験:40%
  • データ整理  :20%
  • 会議出席   :20%
  • 資料作成   :20%

残業はどれくらい?

私が勤める化学メーカーは、従業員5000人規模の大手になりますが、

平均残業時間は、70時間を超えてます。

 

特にベテランの方々は、夜10時以降まで仕事することが多く、

夜中まで研究所の明かりは灯っています。

 

そんな中、子供が産まれ、このままではいけないと奮起し、

名ばかりだった社内制度を活用わたし独自の業務効率化あみ出し

今では、残業30時間を達成してます。(詳しく知りたい方はブログをお読みいただけると幸いです)

 

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後も様々な情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

 

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